日本が世界に誇る漫画のひとつ『ドラえもん』
日本人であれば知らない人はいないといっても
過言ではないぐらい浸透したものだと思います。
メインキャラクターとしてドラえもん、のび太
ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんというと、
凡そイメージされるものは皆さんだいたい同じところだと思います。
さて、そんなドラえもんの主人公である野比のび太。
勉強出来ず、運動出来ず、いじめられっこ。
でも未来では『アイドル』のしずかちゃんを射止め、
大成する訳ですね。
普段はほんとに頼りないのび太な訳ですが、
映画ではやっぱり主人公として締めるところは締めて、
『優しさ』や『純粋さ』ある種の『正義(日本的道理)』を持った
少年として、出来ないながらも『良い人間』として、
なんとなく日本人の考え方に影響しているような気がします。
話は変わり、十人十色なんて表現がある様に、
一人一人は多種多様で、同じ人間は一人もいないという事の様に
コミュニティや考え方も多種多様の様に考えがちですが、
実際のところどうでしょうか?
社長が馬鹿だ。専務側の派閥が。。。
店長が馬鹿だ。職人が。。。
取引先が。。。お客様が。クレーマーが。。。
政治家が。メディアが。官僚が。橋本が。野田が。
既得権益が。若年層が。富裕層が。
なんて『問題』は大なり小なり規模の違いはあれど、
どのコミュニティにもあり、表現の違いはあれど、
どこにいても同じ様な問題ばかりというのは
皆様ご承知のところだと思います。
要するに、地位や権威の違いこそあれど、
やっていることは、幼稚園に入園した時から何にも変わっていない。
というぐらい、コミュニティに関しては、
十人十色なんてほど多様でなくせいぜい『血液型占い』程度の
統計学にすぎないような気がします。
と、わかりにくい話になってしまいましたが、
コミュニティの違いなんてものは
ドラえもんのキャラクターの数ぐらいしかないように思います。
ということです。
それを踏まえてそれぞれのキャラクターに国を当てはめてみると、
どのような振り分けになるでしょうか。
のび太=日本
ジャイアン=アメリカ
スネ夫=中国、ロシア
しずかちゃん=EU圏国
なんて、個人的なはめ込みではありますが、
凡そ皆さん同じか、同じではなくても、
恐らくのび太=日本と答える方がほとんどだと思います。
私が言いたかったのは『のび太=日本』というそれだけです。
なんだかんだ『主人公』『優しさ』『正義』なんてものが、
『特別視』され、出来ない事は二の次で、
『でも。のび太さんて。。。』の、
。。。に期待して、『アメリカの飼い犬』なんて言われても、
『本当は。。。』なんて言葉に勝手に酔っているだけの様に思います。
と、のび太を馬鹿にしている訳でも、
人間的美徳(日本人的美徳)を軽んじている訳でもなく。
そもそも、本当に日本人はのび太の様に『美しいの?』
と疑問を持つ次第であります。
よくよく考えてみるといかがでしょうか?
個人的には『いや。スネ夫でしょ。。。』
なんて思っちゃいます。
勿論、個々の人々で言えばのび太の様な
『美徳』を持つ方は多い気がしますし、
やっぱりそうであってほしいと思いますが、
実際のところどうでしょうか?
社長が馬鹿だ。という問題はいつの時代もどこでも起こり、
10年前も10年後も変わらず言われ続けるように思います。
酒の席ではのび太の様に理想を語り、
酔いが覚めるとジャイアンの挙動を量る。
私たちは大きな勘違いをしている様に思います。
もしかしたら、日本人は皆、
本当はのび太の様に『。。。』なのかもしれません。
しかしながら、のび太であり続ける人というのは
どれだけいるのでしょうか?
なんとなく、自分はスネ夫?
とまではいかない迄も、
たまには自分の挙動を確認しても良いのではないでしょうか。
もしかしたら、あなたは『スネ夫』と、
誰かに言われているかもしれませんよ。
でも、残念ながら漫画のスネ夫は小学生で、
未来で『大人』になったスネ夫は『いいやつ』だったように思います。
今、スネ夫だと言われているとしたら、
それはいったいどういうことなんでしょうね。
残念ながらスネ夫に『ドラえもん』は派遣されず、
現実にもドラえもんはいないようです。
頼る相手も、魔法の道具もありません。
いつまでも『骨川家』や『ジャイアン』のような
『権威』が近くにあるなんておもってちゃあいけませんよ。
のび太の結婚前夜
http://himado.in/27520
今月見る予定の映画
『サウダーヂ』
http://www.saudade-movie.com/