「神は死んだ。」とニーチェですか。
ニーチェですよね。
創造性とは神の作業であり、構築と言うのは人間的作業である。
言葉のように、デザインのように、思想のように、
出るべき発想は出尽くし、後世を生きる我々は、
発見をすることはできず、組み合わせを変えることしかできないのだという意味で、
ニーチェは言ったのだと、個人的には思います。
iPhone4出ましたね。
ユビキタスというのはもはや死語のようになっておりますが、
「いつでも、どこでも、だれでも。」という社会が
日に日に世界を席巻しているように感じます。
私たち人間は、表現を伝える方法として、
かつては書を残しました。
その表現方法は、哲学であり、啓蒙書であり、小説であり、漫画であると思います。
哲学から順に、表現は噛み砕かれ、
よりわかりやすいように、表現手法は選定されていると思います。
わが国日本を代表する文化として広まった漫画。
おそらく童話から始まり、手塚さんが表現を模索し、
その表現をそれぞれの作者が各々のターゲットに向けて、
青年誌、少年誌のように内容を変化させました。
私個人の感想としましては、表現こそ違いますが、
『漫画文化』こそユビキタスかどうかは置いておいて、
今を席巻する『iPhon戦略』と同様ではないかと思います。(またそれ以上。)
そのような前提を踏まえて考えると、
少年誌から青年誌という、新たな段階を作ってきた『日本漫画文化』とは、
最先端であり、今後のビジネスモデルとなりうるのではないかと思います。
私はiPhonはあくまで、まだまだ少年誌というものでしかないと思います。
ですので、海外では受け入れられやすく、
また国内産業は『ガラパゴス』だと言われるのだと思います。
しかしながら、私たちはすでに手塚さんのころから持っているはずです。
というわけで、頑張れ日本。