ここ最近と言うわけではありませんが、
ラーメン屋さんが新しく出来ると、店構えにもよりますが、
数ヶ月は人の波が続いているように思います。
街のいたるところに、〇〇で紹介されました。
というプリントされた張り紙が目に付き、
「張っていないところはどういうことなの?」なんて気持ちにも少しなります。
TVで紹介されると長蛇の列となり、
店は大繁盛、昔からの常連さんは知らず知らずに無碍にされ、
食べつくされた『儲け』は、
もういらないと、アリさんたちは次の番組に移ります。
「あの店はおいしかったよぉ。」という発言に、
「どこそこはだめだったよ。」と答え、
頭の中に作ったスタンプマップにペタンペタン。
「次のお店はどこにしようかなぁ。」なんて、
日々更新されるマップをコンプリート。
味覚も千差万別ですので、
私がどうこう言えることではないですが、
そんな風潮に流されて、
『おいしいお店』がお店として判断されないのは、
なんだかとても悲しいですね。
私にとっての『お店』とは、
店主さんがいて、おもてなしがあって、場があって、
発見と成長があることだと思います。
人間1人を理解することも出来ない私たちが、
何万件もあるお店を『理解』するなんて、
きっとできっこないと私は思います。